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きよらの価格設定の理由

他のわんちゃん用のお着物と比べて、きよらのお着物は高額です。

​それには正当な理由があります。

はじめに

わんちゃんの着物は小さいから、人間の着物より安いと思っておりませんか?

生地代(正絹)だけで数万以上かかる

人間の着物より小さいですので、使用する絹(正絹)の面積も少ないです。
わんちゃんの着物は、反物(たんもの)を裁断して小さく作成します。
生地にはたいてい模様が入っており、何も考えずに裁断してしまうと、目も当てらない仕上がりになってしまいます。
裁断するときは、振袖や背中にきれいな模様の中央が来るように裁断します。

しかし、反物は裁断せずに人間が着ることが前提で作成されておりますので、
一反から作成できるわんちゃんの和服は2着~3着。
大きいわんちゃんや反物のデザインによっては1着しか作成できません。

つまり、反物は人間の着物と同額になることもしばしばです。
きよらで使用している反物はすべて正絹(しょうけん)で、一反5万円前後のものが多いですが、中には数十万するものもございます。

きよらでは
表生地だけでなく、
胴裏(裏地)や八掛など他の部分も
すべて正絹
を使用しています。

​きよらのお着物の半分以上はこの生地代となります。

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小さい方が難しい

わんちゃんのトリミング、病院、おやつなど、人間のものより高いものも少なくありません。
それは人間のものより手間がかかっていたり難しかったりするからです。
お着物も同じです。

きよらでは、可能な限り細部まで人間のお着物と同様の作り方を採用しています。


多くの正絹は柔らかくて薄いですが、ものすごく生地がしっかりしているので、ミシンの針が通りにくいものです。手縫いでも手が痛くなるほど、織がしっかりしています。

きよらでは、正絹を使用する着物はすべて手縫いとなります。

正絹でわんちゃんの和服を作成するには、和裁と犬服の両方を縫製可能な技術が必須です。
しかも小さいサイズなので難しく、全て1針1針の手縫いで手間と時間をかけて作成します。

縫い目が見えないように裏地(胴裏)にしている

人間のお着物は、縫い目が見えないように表地と裏地の2枚重ねにし、隠し縫いをしています。
2倍の正絹を使うことになりますが、縫い目が隠れることで上品な仕上がりとなります。

また、八掛とよばれる袖口や裾の部分も別生地で作成しています。
​安価なわんちゃんのお着物ですと省略されてしまうことが多い部分ですが、きよらは人間のお着物を可能な限り再現しています。


 

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フルオーダーの場合は、毎回型紙を作成している

本来、和裁は反物を裁断せず、そのまま縫うため型紙が不要な裁縫技術です。
しかし犬の和服を作成する場合は、その子の大きさに合わせて裁断しなくてはなりません。
そのため、その子に合った型紙を作る必要があります。


裁縫の型紙作りは、手間と時間がかかる作業です。
一から型紙を作成するため、図面を書き、サイズやデザインを調整し、縫い代を計算するなど、様々な作業が必要があり、熟練したスタッフでも時間と労力がかかる作業です。

一般的な犬の着物よりも
2倍の生地を使用するデザイン

きよらのお着物は、前身頃も含めて裾全体を「お引き摺り」、袖は手首までに延ばした「振袖」を基本としています。
普通販売されている犬のお着物の約2倍の正絹を贅沢に使用した豪華なデザインを採用しています。

その他

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人間のお着物と同等レベルの品質

袖口布(そでぐちぬの)までしっかり使用した吹きの留め。

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伊達襟(だてえり)

半衿二重・三重の伊達衿を付けています。

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​安心安全に配慮

金属が体に当たる場合は​

保護クッションを取り付けます。

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お被布(ひふ)・お着物の裏地

お被布は衿と身頃のすべてに綿入れしています。

​また、しっかりとマチも作成しています。

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身八つ口(みやつ)/隠し仕付け

袖口布(そでぐちぬの)まで

しっかり使用した吹きの留め。

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肩揚げ/腰揚げ(おはしょり)

仕上げ時に肩上げや裾上げも可能です。

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​安心安全に配慮

金属が体に当たる場合は​

保護クッションを取り付けます。

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お被布(ひふ)・お着物の裏地

​しっかりとマチも作成しています

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裾布(すそぬの)の使用

裾のふきや褄(つま)に

​裾布をお入れしています。

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記念写真で差がつくデザイン

かけがえのない大切な日に

​本物を。

きよらのお着物は、
手間暇かけて、一着一着丁寧に制作しております。

本物志向のお客様に大変喜ばれており、
購入後に『頼んでよかった』『また是非きよらに作って欲しい』
と嬉しいお言葉を頂き、多くの方がお得意様になっています。

気品のある和服の良さを
可愛い家族の一員であるワンちゃんと
楽しんで下さったら幸いです。

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